湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

2023-01-01から1年間の記事一覧

見極めが難しい

資産形成というと大げさだが、社会人になってから色々と金融投資を試してきた。 その経験の中で今も昔も変わらず、間違いなく自分に向いていないのが外貨預金。過去に痛い目にもあっている。それでも余剰資金で「これも経験」と試している分には良かったのだ…

ゴルフシーズンの始まり

毎年3月末になるとやっとゴルフ場がオープンする。 私がいつもプレーをするゴルフクラブ・インターラーケン・ウンターゼーンは、冬の間はクローズになるので約3か月ゴルフ場はひっそりと静まり返っている。 スイスでのゴルフが日本と大きく違うのは、 ①公式…

お城巡り

先日友人から「よくお城の写真を送ってくれるけど、そんなにいっぱいあるの?」と聞かれた。確かにお城の写真は絵になるのでよく撮るが、そういえば近くにどれぐらいあるのだろう? トゥーン湖畔のお城を紹介するパンフレットには5つのお城が載っている。 ①…

好きな季節は?

日本に住んでいたとき、春は私にとって最悪の季節だった。 花粉症という言葉が世間一般に広く知られる前から症状に悩まされ、マスク、飲み薬、目薬は常に手放せず、お花見にも全く縁がなかった。そもそも寒がりでお酒の飲めない私にとっては、まだ底冷えのす…

多様な言語

スイスの有力銀行、クレディスイスの破綻が確実なものとなり、それを回避するためにもう一つの有力銀行、UBSがクレディスイスを買収することが発表された。 2008年の金融危機(リーマン・ショック)の際に、日本で金融企業に勤務していた私は「この先会社は…

ありがたい郵便物

一昨日、ロンドン在住の友人からパッケージが届いた。今月日本に帰国していたその友人に「何かいるものある?」と聞かれて、「もし購入可能だったら!」とお願いしていたものだ。 周りの知り合いが日本に帰国する際は「何かいるものある?」と聞かれても、自…

公平性とは?

毎年3月8日は、国連の定める国際記念日「国際女性デー」。 スイスに移住してから私は、オンラインで、ダイバーシティー&インクルージョンに特化したコンサルティング会社を経営しているロンドン在住の友人のお手伝いをしている。 今朝は5:30に起床して、6:3…

春の訪れ

暖冬だった今年。普通は寒い冬から一気に草木が芽吹いて花が咲き、春を感じるのだが、既に2月にはクロッカスが咲き誇り、その後も気温が上下を繰り返しているので、咲いてしまったスノードロップも、満開は過ぎたのに枯れられないまま、まだなんとなく所在無…

スイスへ渡る理由

先日偶然、ドイツ語学校のクラスメートだったスリランカ人のKに街で遭遇した。 妊娠したという知らせは聞いていて、そろそろ出産予定日も近いはずだったので、「もう産まれたのかな~?」とずっと気になっていた。 Kと彼女の旦那さんは共にタミル人。旦那さ…

グリンデルワルトでのスキー

自然豊かなスイスでは一年中何かしらのスポーツが楽しめるが、我が家の冬のスポーツといえばスキー。夫Mの家族が皆スキー好きなので、私もやることになった。 私の日本でのスキーの記憶は遠い昔。姪っ子に「最後にスキーしたのはいつ?」と聞かれ、数えてみ…

国民性の違い

スイスでスイス人の友達を作るのは難しい。 これは多くのスイス在住外国人が言っていることで、私自身も実感している。 その理由に『スイス人はシャイで奥手だから』というのも見かけるが、本当にそうなのだろうか?シャイで奥手というよりは、自分に害が無…

建築規制

コロナ禍で滞っていた建築工事。物流が動き出して資材の入手が可能になったためか、最近ご近所は建築ラッシュだ。あちらこちらに巨大なクレーンが出現し、忙しそうにアームを動かしている。スイスでは一般住宅の建築現場でもこのクレーンが使われている。資…

リサイクル

道を歩いていると、たまに『Gratis』と書かれて物が置かれていることがある。 それはこの写真のように家具だったり、子供用の本、靴、服だったり、下の写真のようにDIYで活用できそうな物や角材など、色々。要は『Gratis』イコール『お好きにお持ちください…

切りっぱなし

スイスでは、よく友達を食事に招待したり、されたりする。招待された時の手土産に多いのが花束、ワイン、チョコレート、デザート。 私はアルコールを飲まないので、それを知っている人は花束をくれることが多い。 一番最初に花束をもらって驚いた。はい、と…

海外に住むということ

先日、スイスに来てから知り合った日本人のお友達と持ち寄りの食事会をした。 お友達と言っても皆さんスイス在住歴〇十年以上の大先輩方で、結婚と同時にスイス国籍を取得した方もいる。 当日は、景色が素晴らしいTさんのお宅に集まり、テーブルに並んだのは…

トゥーン

私の家から一番近い町、トゥーン(Thun)。その名を冠したトゥーン湖の最西端に位置する人口約43,000人の町だ。 トゥーンの町と水門にかかる橋 かつては作曲家のブラームスや画家のクレーが避暑に訪れ、最近日本でも名前が知られてきた画家のホドラーが住ん…

歩くのが大好きなスイス人

スイス人はお散歩好きだ。 太陽が出ている日には、散歩している人の姿を見かけない日は無い。 我が家はかなりの急坂を上った所に建っているのだが、そんな家の前の道でさえ、多くの人達が毎日行き交っている。 家からさらに坂を上って行けば森の中を、下って…

一番乗り

スイスの冬は寒くて長い。 うちの庭はすっかり色を失ってしまう。それがより一層寒さを助長させる。 そんな寂しい景色に一番乗りで色を着けてくれるのはエリカ。ピンクの小さな花の集合体のお陰で、そこだけ一気に華やかになる。 開花してからも雪が降ること…

挨拶だけで4か国語

毎週木曜日の午前中は太極拳のクラスに通っている。 なぜ太極拳なのかというと、日本で習っていたことがあり、多少知識があるので、先生の喋っている内容が理解できなくてもついていけるだろうと思ったから。そして少しはこのスイスでの知り合いを増やしたい…

最近の必需品

スイスでの冬の外出の際の必需品には色々あるが、東京近郊ではほとんど必要の無かった帽子もその一つ。 冬は氷点下になる日も多く、頭痛が起きるほどの寒さなのだ。 また、家系的に耳に冷たい風があたるとそれでも頭痛が起こるため、耳のカバーがとても重要…

安全ってありがたい

日本が世界に誇れるものの一つとして『安全』があると思うが、スイスでも何度もそれを実感している。 以前スーパーで買い物をした際、店員さんとのドイツ語での会話に緊張して慌ててしまい、使用したクレジットカードをリーダーから取り忘れて帰宅してしまっ…

開いた~!!

いつものお散歩コースの途中にある、家の近所のヒュネッグ城公園(Schlosspark Hünegg)。ここではクジャク、ウサギ、ワラビーが一緒に飼育されている。なぜこの組み合わせなのか不思議なのだが、相性が良いのだろうか? 今日もこの小さな動物園の前で足を止…

週末のマルクト

毎週土曜日、スイスの首都ベルンにはマルクト(英語でマーケット)、いわゆる『市』が立つ。 スイスは海に接していないので、都会に住んでいない限りなかなか新鮮な魚は手に入らない。たまに週末わざわざ早起きしてこのベルンのマルクトに行く目的は、新鮮な…

ドッペルゲンガーからの・・・ちょっとドイツ語

ネットでニュースをチェックしていたら、ドイツで起きた【世界を震撼させたドッペルゲンガー殺人事件】なる記事に目が留まった。 記事の内容はさておき、「ドッペルゲンガー」。これ自体は日本でも普通に使われているドイツ語の単語だ。ドッペル(doppel)は…

スイスの朝は早い

朝7時 これは起床時間ではなく、お医者、歯医者の予約だったり、業者が家に訪ねてくる時間。そう、スイスの朝は早いのだ。日本だったら予約時間としてはあり得ない早朝だが、こちらでは結構普通で、スーパーも朝7時半から開いている。 スイス人はなんて勤勉…

スイスの家は鍵だらけ

スイス人、特に男性はよくすごい鍵の束を持ち歩いている。夫のMもその例にもれず、常にキーチェーンには10個ぐらいの鍵がぶら下がっている。 そしてスイスの家は実際に鍵だらけなのだ。 日本の家の玄関は鍵が必要なのは外からだけで、家の中からは大抵はつま…

備え付けがいっぱい

スイスで引越しをした際に驚いたのは、冷蔵庫と洗濯機・乾燥機は運び出さないということ。我々の新居には前の住人が使用していたそれらがそのまま残されていたのだ。そしてそれまで我々が住んでいた家に新しく入居する人達は、我々が残してきたその3点セット…

スイスの引越し

2020年秋にスイスの首都ベルンへ移住後、冬にはベルンから同じベルン州のトゥーン近郊へ引越しをした。 スイスベルン州 トゥーンは、観光地で有名なインターラーケンからトゥーン湖を跨いだ反対側に位置している。 日本からスイスへの引越しだけでもかなり気…

毎日散歩

スイスへ移住当初、言葉もわからず、知り合いもおらず、おまけに新たにドイツ語を習おうにもコロナのお陰で語学学校も全て閉まっていた。オンラインで習うことはできたのだが、やはり学校に通うという行為が伴わないとどうもモチベーションが上がらない。 パ…

快適なフライト

2020年秋、コロナ禍真っただ中にスイスへ移住。 まだワクチン開発もされておらず、世界中の人々がこの得体の知れない新たなウィルスへの対応に翻弄されている渦中で、この頃にはもう海外旅行など気軽にできる状況ではなかった。 そんな中での出発だったので…