湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

2023-01-01から1年間の記事一覧

スイスのクリスマス

先週まで日本に一時帰国していた際、もう街にはクリスマスツリーが溢れていた。特に東京駅界隈でよく見たので、それはそれはカラフルで立派なツリー達。買い物客も足を止めてきらびやかにデコレーションされたツリーを眺めたり、写真を撮ったり。 スイスに戻…

感謝を実感する日々

11月中旬から約三週間、1年半ぶりに日本に一時帰国した。 冬だというのに異常に暖かい日が多く、持参した冬用の長めのコートは数日しか出番が無かった。でも、外出するのが苦ではなく、家の中での底冷えもほぼ感じることは無く、快適な滞在となった。 一時帰…

オランダ旅行番外編:飛行機に乗り遅れる

楽しい旅はあっという間に終わり、スイスへ帰国する日。 朝早くにまず日本へ帰国する友人がホテルを去り、午後にアムステルダムのスキポール空港から出発する私は約半日時間があったのだが、雨だったこともあり、ホテルでのんびりしてから早めに空港へ行って…

オランダ旅行:②ロッテルダム&デン・ハーグ

アムステルダムの後は電車でロッテルダムへ向かった。 車窓からの景色は見事に真っ平。山に囲まれて住むスイスの景色と全く違う。私の住むスイスベルン州ではEU各国の車もよく見かけるが、個人的な統計で一番多いのはドイツ、それに次いでオランダのような気…

オランダ旅行:①アムステルダム

先週、日本からの友人が一人でオランダを旅行するというので、私も参加して二人旅をしてきた。スイスのチューリッヒからオランダのアムステルダム、スキポール空港までは約1時間半。ロンドンまでとほぼ同じというご近所さんだ。 オランダへ行くのは初めてだ…

ティッチーノ州での休暇

今年は9月が我が家の休暇月。夫Mが2週間休みを取ったので、グリンデルワルトの後はスイスの南方、ティッチーノ州のアスコナ(Ascona)へ行って来た。 家からアスコナへは、どれも2,000m超えのグリムゼル峠&フルカ峠を越えるか、ゴッタルト峠あるいはゴッタ…

夏のグリンデルワルト

冬のグリンデルワルトはスキーリゾートとして有名だが、夏でも人気の観光地として世界各国から観光客が訪れている。アジア人の観光客も多く、毎回行き交う度に「日本人かな?」と会話に耳を澄ますのだが、大抵は中国人か韓国人で、日本経済の勢いの無さが心…

NOと言えない日本人

この夏から、友人家族が交換留学生プログラムで日本人の高校生を1年間あずかることになった。 私自身が交換留学生としてアメリカに留学したその昔は、通信手段といえば手紙と電話ぐらい。と言っても留学前は英語が喋れるというレベルではないので手紙のみ。…

お宅探訪

不定期で集まる日本人女性5人の会。以前にもこの会について書いたが、皆スイス在住〇十年の大先輩でお料理上手な方たちばかり。いつもテーブルの上にはそれぞれが手作りで持ち寄った多くは和食の数々が並ぶので、毎回とても楽しみにしている。 今回はトゥー…

アーレ渓谷

先週末、ずっと行ってみたかったアーレ渓谷(アーレシュルフト)へ行って来た。 この渓谷に流れるアーレ川は全長291kmのスイスで一番長い川で、オーバーアール氷河から始まり、アーレ渓谷を流れた後、ブリエンツ湖、トゥーン湖、首都のベルンを流れ、最終的…

建国記念日

8月1日はスイスの建国記念日。この日は家族や友人で集まってお祝いをする人が多い。 いつもは夫Mのお姉さんの家に家族や彼女の友人家族、総勢30人以上が集まって食事をするのが、今年は当人が不在のため、我が家にMの両親を招いて大人4人のひっそりとしたお…

紫外線疲労

世界各地でこの夏、観測史上一番暑いというニュースが続々とネットにあがっているが、スイスもこの例に漏れず今年は暑い。一般家庭にクーラーが無いのは普通なので、我が家も日中は雨戸を閉めたりして家の中を暖めないように工夫している。 先週末、2日間の…

憧れのウィンブルドン

先週出張でロンドンへ行ってきた。 こう言うと日本に住む友人達には大袈裟に聞こえるのか、「出張でロンドン?すごいね。」とか「世界を股にかけてるね!」とか言われるのだが、チューリッヒからロンドンまでのフライトはわずか1時間40分。羽田から北海道へ…

スイスで初の。。。

先日、お料理上手のお友達Tさんに「一緒に犬の散歩した後にうちで簡単にランチしましょう」と誘われた。彼女は柴犬を飼っていて、その柴ちゃんをたまにうちでも預かっているので、散歩にもよくお付き合いをしている。 当日、「今日はKさんも誘っておいたわ」…

ヒュッテデビュー

最近ずっと真夏のような天気が続いているスイス。お天気なのに夜には夕立が降ったり、朝・昼・晩と3回雨が降ることがあったり。なので、この週末の天気が前々からずっと気になっていた。 この週末は半年前から夫Mの友人夫妻が、オーバーシュタインベルクのヒ…

対等な関係

スイスでスーパーやレストランへ行った際、日本と大きく違うのは従業員が全てにおいてお客様ファーストではないということ。というか、むしろ日本だけが特別なのであって、他の海外各国でもどこも似たようなものだと思う。 例えばスーパーでは、従業員が品物…

爽快な家事

ようやく暖かい日が増えて来たスイス。日照時間も長くなり夜10時頃まで空が明るくて、夏が近いことを実感する。 この時期特に爽快なのは、洗濯物を外に干すこと。冬の長いスイスでは、寒すぎたり雪が降ったりで部屋干ししかできない。元々「家事の中で一番好…

森での週末

先日、友人の誕生日祝いに彼の森の家でのBBQに招待された。スイスでは誕生日を迎える本人が家族や友人を食事やパーティーに招待をする。 ベルン州の北、ユラ州との境に近い森の中にあるその家へは、柵も無い放し飼いの牛たちとぶつからないようにゆっくり進…

初ヨーデルコンサート

スイスと聞いて連想するのは、アルプスの山々、綺麗な湖、牛や羊やヤギがのんびりと草を食む牧草地の風景、それとも高級腕時計?人それぞれだろうが、ヨーデルを挙げる人もいるかもしれない。 スイスに住んで約2年半、昨日初めてそのヨーデルをライブで聞く…

旬の野菜

春になるとどこの野菜売り場でも見かけるようになるのがアスパラガス。日本でもお馴染みのグリーンアスパラガスはもちろん、この時期だけ楽しめるホワイトアスパラガスが特に存在感を増す。レストランのメニューにもシュパーゲル(Spagel:ドイツ語でアスパ…

今年も満開

毎年4月は天候が荒れやすいスイス。気温のアップダウンも激しく着る服を選ぶのにも迷うのだが、5月に入って昨日、今日は素晴らしいお天気になった。 4月の落ち着かない天候の中じわじわと咲き始めた庭の芝桜もやっと満開に。 スイス移住前、家から歩いて行け…

やっかいな承認欲求

昨日初めてインスタグラムに写真を投稿した。 アカウント自体は数年前から持っていて、渡瑞の際も友達や知り合いから「インスタにスイスの写真アップしてね~」などと言ってもらっていたのだが、そもそもITが得意ではなく、世の中に訴えたいこともそんなに無…

スイス国内列車旅行:③リヒテンシュタイン

サンモリッツを訪れた後は、普通列車でリヒテンシュタインの首都ファドゥーツへ向かう。グレイシャー・エキスプレスはどちらかというと山間部を走ることが多かったが、今回の行程は結構街中を走ることが多かった。日本のJRは都市部では大抵高架になっている…

スイス国内列車旅行:②-2サンモリッツ

約6時間半のグレイシャー・エキスプレスの旅の終着点、サンモリッツに到着したのは午後4時半過ぎ。グラウビュンデン州の中でも標高1,850mのサンモリッツを含むエンガディン地方は、日々の天気予報を見ていても飛びぬけて気温が低い。真冬の格好をして駅に降…

スイス国内列車旅行:②-1 グレイシャー・エキスプレス(ブリッグ~サンモリッツ)

この日はヴァリス州のブリッグ駅からグラウビュンデン州のサンモリッツまでを6時間20分かけて走るグレイシャー・エキスプレス(GE)での旅。お天気も良さそうで、パノラマウィンドウになっている列車からの景色が存分に楽しめそうだ。 ブリッグ駅に到着した…

スイス国内列車旅行:①ジュネーブ

昨年9月、『スイス国鉄(SBB)4日間乗り放題の旅』の車内広告を発見した。スイスには有名なグレイシャー・エキスプレスやベルニナ・エキスプレスもある。電車の旅行も楽しそう!ということで早速チケットを購入。それから半年、ずっと温めておいたチケットで…

清々しく騒々しい朝

日本に住んでいた時、前の上司に毎年のように夏に軽井沢の別荘に招待してもらっていた。朝は夏でもピリッとした冷たくて澄んだ空気の中、アカゲラが木をつつく音で目覚めることもあり、「こうやって毎朝目覚められたら幸せだな~」と思っていた。 スイスに来…

オースタンの慣習

今日はキリスト教のオースタン。英語で言うイースター(復活祭)。 同じくキリスト教の祝日なのに、日本ではクリスマス程知られていないが、キリスト教では一番重要な祭日なのだそうだ。 オースタンを挟む金曜日と月曜日もお休みになるため、スイスでは皆長…

プラネタリウムじゃない!

昨晩は夫Mの親友Jの誕生日のお祝いに、スイスの首都ベルンの中心街から5kmほど南にあるグルテン山(Gurten)へ食事&プラネタリウムという企画(とMからは聞いていた)で夕食へ出かけた。 日本で一度だけプラネタリウムに行ったことがあるが、星に全く詳し…

天気で決まる週末の予定

スイスへ移住してすぐの頃、ある方から非常に有益な本をいただいた。その本は出版されて既に20年以上経っていたが、未だにスイスで生活する上で参考になること満載の内容。 それは、その本が発行された時点で既に20年以上スイスで生活をする日本人女性達が語…