湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

スイスの生活

清々しく騒々しい朝

日本に住んでいた時、前の上司に毎年のように夏に軽井沢の別荘に招待してもらっていた。朝は夏でもピリッとした冷たくて澄んだ空気の中、アカゲラが木をつつく音で目覚めることもあり、「こうやって毎朝目覚められたら幸せだな~」と思っていた。 スイスに来…

オースタンの慣習

今日はキリスト教のオースタン。英語で言うイースター(復活祭)。 同じくキリスト教の祝日なのに、日本ではクリスマス程知られていないが、キリスト教では一番重要な祭日なのだそうだ。 オースタンを挟む金曜日と月曜日もお休みになるため、スイスでは皆長…

天気で決まる週末の予定

スイスへ移住してすぐの頃、ある方から非常に有益な本をいただいた。その本は出版されて既に20年以上経っていたが、未だにスイスで生活する上で参考になること満載の内容。 それは、その本が発行された時点で既に20年以上スイスで生活をする日本人女性達が語…

多様な言語

スイスの有力銀行、クレディスイスの破綻が確実なものとなり、それを回避するためにもう一つの有力銀行、UBSがクレディスイスを買収することが発表された。 2008年の金融危機(リーマン・ショック)の際に、日本で金融企業に勤務していた私は「この先会社は…

国民性の違い

スイスでスイス人の友達を作るのは難しい。 これは多くのスイス在住外国人が言っていることで、私自身も実感している。 その理由に『スイス人はシャイで奥手だから』というのも見かけるが、本当にそうなのだろうか?シャイで奥手というよりは、自分に害が無…

建築規制

コロナ禍で滞っていた建築工事。物流が動き出して資材の入手が可能になったためか、最近ご近所は建築ラッシュだ。あちらこちらに巨大なクレーンが出現し、忙しそうにアームを動かしている。スイスでは一般住宅の建築現場でもこのクレーンが使われている。資…

リサイクル

道を歩いていると、たまに『Gratis』と書かれて物が置かれていることがある。 それはこの写真のように家具だったり、子供用の本、靴、服だったり、下の写真のようにDIYで活用できそうな物や角材など、色々。要は『Gratis』イコール『お好きにお持ちください…

切りっぱなし

スイスでは、よく友達を食事に招待したり、されたりする。招待された時の手土産に多いのが花束、ワイン、チョコレート、デザート。 私はアルコールを飲まないので、それを知っている人は花束をくれることが多い。 一番最初に花束をもらって驚いた。はい、と…

海外に住むということ

先日、スイスに来てから知り合った日本人のお友達と持ち寄りの食事会をした。 お友達と言っても皆さんスイス在住歴〇十年以上の大先輩方で、結婚と同時にスイス国籍を取得した方もいる。 当日は、景色が素晴らしいTさんのお宅に集まり、テーブルに並んだのは…

歩くのが大好きなスイス人

スイス人はお散歩好きだ。 太陽が出ている日には、散歩している人の姿を見かけない日は無い。 我が家はかなりの急坂を上った所に建っているのだが、そんな家の前の道でさえ、多くの人達が毎日行き交っている。 家からさらに坂を上って行けば森の中を、下って…

挨拶だけで4か国語

毎週木曜日の午前中は太極拳のクラスに通っている。 なぜ太極拳なのかというと、日本で習っていたことがあり、多少知識があるので、先生の喋っている内容が理解できなくてもついていけるだろうと思ったから。そして少しはこのスイスでの知り合いを増やしたい…

最近の必需品

スイスでの冬の外出の際の必需品には色々あるが、東京近郊ではほとんど必要の無かった帽子もその一つ。 冬は氷点下になる日も多く、頭痛が起きるほどの寒さなのだ。 また、家系的に耳に冷たい風があたるとそれでも頭痛が起こるため、耳のカバーがとても重要…

安全ってありがたい

日本が世界に誇れるものの一つとして『安全』があると思うが、スイスでも何度もそれを実感している。 以前スーパーで買い物をした際、店員さんとのドイツ語での会話に緊張して慌ててしまい、使用したクレジットカードをリーダーから取り忘れて帰宅してしまっ…

開いた~!!

いつものお散歩コースの途中にある、家の近所のヒュネッグ城公園(Schlosspark Hünegg)。ここではクジャク、ウサギ、ワラビーが一緒に飼育されている。なぜこの組み合わせなのか不思議なのだが、相性が良いのだろうか? 今日もこの小さな動物園の前で足を止…

週末のマルクト

毎週土曜日、スイスの首都ベルンにはマルクト(英語でマーケット)、いわゆる『市』が立つ。 スイスは海に接していないので、都会に住んでいない限りなかなか新鮮な魚は手に入らない。たまに週末わざわざ早起きしてこのベルンのマルクトに行く目的は、新鮮な…

スイスの朝は早い

朝7時 これは起床時間ではなく、お医者、歯医者の予約だったり、業者が家に訪ねてくる時間。そう、スイスの朝は早いのだ。日本だったら予約時間としてはあり得ない早朝だが、こちらでは結構普通で、スーパーも朝7時半から開いている。 スイス人はなんて勤勉…

スイスの家は鍵だらけ

スイス人、特に男性はよくすごい鍵の束を持ち歩いている。夫のMもその例にもれず、常にキーチェーンには10個ぐらいの鍵がぶら下がっている。 そしてスイスの家は実際に鍵だらけなのだ。 日本の家の玄関は鍵が必要なのは外からだけで、家の中からは大抵はつま…

備え付けがいっぱい

スイスで引越しをした際に驚いたのは、冷蔵庫と洗濯機・乾燥機は運び出さないということ。我々の新居には前の住人が使用していたそれらがそのまま残されていたのだ。そしてそれまで我々が住んでいた家に新しく入居する人達は、我々が残してきたその3点セット…

スイスの引越し

2020年秋にスイスの首都ベルンへ移住後、冬にはベルンから同じベルン州のトゥーン近郊へ引越しをした。 スイスベルン州 トゥーンは、観光地で有名なインターラーケンからトゥーン湖を跨いだ反対側に位置している。 日本からスイスへの引越しだけでもかなり気…

毎日散歩

スイスへ移住当初、言葉もわからず、知り合いもおらず、おまけに新たにドイツ語を習おうにもコロナのお陰で語学学校も全て閉まっていた。オンラインで習うことはできたのだが、やはり学校に通うという行為が伴わないとどうもモチベーションが上がらない。 パ…

快適なフライト

2020年秋、コロナ禍真っただ中にスイスへ移住。 まだワクチン開発もされておらず、世界中の人々がこの得体の知れない新たなウィルスへの対応に翻弄されている渦中で、この頃にはもう海外旅行など気軽にできる状況ではなかった。 そんな中での出発だったので…