湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

備え付けがいっぱい

スイスで引越しをした際に驚いたのは、冷蔵庫と洗濯機・乾燥機は運び出さないということ。我々の新居には前の住人が使用していたそれらがそのまま残されていたのだ。そしてそれまで我々が住んでいた家に新しく入居する人達は、我々が残してきたその3点セットを使用することになる。

日本人の私は何となく衛生面が気になるところだが、そもそもスイスのアパートでは洗濯機・乾燥機は共同使用の所が多いようだ。各家庭、決まった日や曜日に洗濯機の使用が許されているが、洗濯室の鍵の受け渡しが遅かったり、洗濯ものが干しっ放しになっていたりと、洗濯室に関するトラブルも多いと聞く。

それに比べたら、お古でも自分達だけの洗濯機・乾燥機があるのはありがたい、と思うことにしよう。

そして冷蔵庫。これは備え付けになっているところが多いというのもあるのだろう。キッチンを見回すと、一見どれが冷蔵庫なのかわからないことも多い。確かにこれでは運び出せないのも納得。

どこが冷蔵庫かわかりますか?正解は左の真ん中。その下は冷凍庫。

冷蔵庫以外にもスイスの家では歯磨き用のコップ受け、ハンドソープ入れ、トイレ掃除用のブラシ入れなどなど、壁に取り付けられているもの多数。

現実的な私は「壊れたり飽きたりしたら交換するのが大変なのに、なんでわざわざ取り付けるの?」と思ってしまうのだが。

でも前の住人はトイレブラシ入れのみならず、なんとトイレブラシも残してくれていた!さすがにこれは捨てておいて欲しかったな~。