湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

毎日散歩

スイスへ移住当初、言葉もわからず、知り合いもおらず、おまけに新たにドイツ語を習おうにもコロナのお陰で語学学校も全て閉まっていた。オンラインで習うことはできたのだが、やはり学校に通うという行為が伴わないとどうもモチベーションが上がらない。

パートナーは毎日仕事に行ってしまうし、一人で時間を持て余していた。

出来ることといえば散歩ぐらい。そこで、毎日違う道をあちらへ行ってみたり、こちらへ行ってみたり。

アーレ川沿いの散歩道

この当時はベルンの中心街のちょっと南、アーレ川近くに住んでおり、川沿いには気持ちの良い散歩道がずっと続いていた。

家から川下へ向かうとベルンの中心街へ

川上に向かうとアルプスの名峰、アイガー、メンヒ、ユングフラウが望める


コロナ禍で皆自由に出かけることもできず、運動したくてもジムも閉まっている状況。多くの人達が散歩で運動不足を解消しようとしていた。

挨拶の「グリュッセ」という言葉だけを覚えて、道で人に会えばマスクの下でにっこりと挨拶をした。何せそれぐらいしか人と交流する機会がないのだから。

会話にはならなくても、道で知らない人と笑顔や挨拶を交わすというのは、やはり田舎ならでは。東京でこんなことしたらきっと怪訝そうに見られて去られてしまう。