湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

見極めが難しい

資産形成というと大げさだが、社会人になってから色々と金融投資を試してきた。

その経験の中で今も昔も変わらず、間違いなく自分に向いていないのが外貨預金。過去に痛い目にもあっている。それでも余剰資金で「これも経験」と試している分には良かったのだが、海外に住む今、自分の生活に直結していて、もはや外貨預金ではなく生活のための外貨購入なので「苦手だからやめておこう」というわけにもいかない。

数年前は1フラン=107円という時期もあったのを覚えているだけに、その後2020年に110円台、2021年に120円台、2022年には130~140円台、今や150円に迫る勢いでスイスフランに対して円安が進む状況に、買い時が未だに見極められない。

移住当初は、自分の行動範囲を広げるためにも自分用の小さな車を購入しようと考えていたが、この為替の推移に悩んで手が出せず、行動範囲も広がらない。

見極め下手のまま、それでも昨年から友人の仕事をオンラインで手伝うことになり、毎月自分のお小遣い程度は稼げるようになったので、大きな出費が必要無い限りはスイスフラン購入の必要は無いのだが、私の仕事の契約は円ベースのためやはり為替との縁が切れない。勤務時間が増えても円安が進むので、スイスフランでの手取りは減るという負の連鎖。

よく「為替は生き物だ」とも言われるので、現在の相場と過去の相場を比べても意味はないのだろうが、物価の高いスイスでの生活のための資金なので、小物な私はやはり今日も悩んでしまう。。。