湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

グリンデルワルトでのスキー

自然豊かなスイスでは一年中何かしらのスポーツが楽しめるが、我が家の冬のスポーツといえばスキー。夫Mの家族が皆スキー好きなので、私もやることになった。

私の日本でのスキーの記憶は遠い昔。姪っ子に「最後にスキーしたのはいつ?」と聞かれ、数えてみたら「あなたが生まれる前ね」という回答になった。

寒さが苦手で、モチベーションが上がらないまま再開したスキーだが、さすがに5シーズン目ともなると自分でもわかるぐらいに上達してきている。人間の身体能力はなかなか大したものだな、と感心してしまう。

我が家がいつも行くのはグリンデルワルト。ユングフラウリージョンと呼ばれるエリアにある観光地だ。ウィンタースポーツも盛んだが、冬以外はハイキングで絶景も楽しめる。

ユングフラウリージョンでのハイキング

アルペンローズ


グリンデルワルトの村から色々な方面にゴンドラが伸びているが、我が家はフィアスト(First)に行くことが多い。北に面しているアイガー側の方が人も多いしスロープも長くて多いが、南西に面しているフィアストの方が太陽が当たるので暖かいし明るい。

でもこのフィアストへ行くためには最初の難関、ゴンドラ乗り場までのきつい坂道をスキーを担いで登らなければならない。日本のスキー場の記憶がもう無いが、最初からこんなに大変だったら日本では人気が出ないだろうな、と毎回思ってしまう。コロナ禍で人混みを緩和するために乗り場まで歩く距離が余計に伸びたため、ゴンドラに乗るころには大汗をかいている。

日本のスキー場と大きく違うのは、皆がヘルメットを着用しているということだろう。私自身も何回も転んでヘルメットをしていて良かったと思ったし、ソリでかなり高い所からすっ飛んで落ちる人も見ているので、ヘルメットは絶対に必要だと思う。

スイスでのスキーにはヘルメットは必須

冬に多くの人が山に行くのは、ウィンタースポーツを楽しむのはもちろん、町では霧がかかってなかなか太陽を見られないという理由もある。なので標高のより高い所へ太陽を求めて皆集まって来るのだ。

貴重な冬の太陽

あまり乗り気ではないまま再開したスキーだが、充電式電熱ソックスで足の凍えは解消されたし、今後好きになる日が来る・・・かもしれない。