湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

公平性とは?

毎年3月8日は、国連の定める国際記念日「国際女性デー」。

スイスに移住してから私は、オンラインで、ダイバーシティー&インクルージョンに特化したコンサルティング会社を経営しているロンドン在住の友人のお手伝いをしている。

今朝は5:30に起床して、6:30からの日本のとある企業の社内オンラインイベントに、ファシリテーターの一員として参加した。お客様は日本の企業も多いので、イベント開催となると時差の関係で早朝になってしまうのだ。

今年のテーマは「#EmbraceEquity(公平性を愛そう)」

『平等』と『公正・公平』。よく考えないと違いがわからないが、この絵がその違いを表している。

平等も大切だけど、更にもう一歩踏み込んで公平についても考えてみようという内容だが、突き詰めれば「相手の立場になって考えてみよう」ということだ。

自分と関わる人全員の立場になって考えるのは難しいが、困っている人、悩んでいる人、シャイでなかなか自分の思っていることを表現できない人にちょっと話しかけてみたり、悩みを聞いてあげたり、誰にでも何かしらできる最初の一歩はありそうだ。

日本に住んでいた時は、自分がマイノリティーに属していると感じたことはほとんどなかったが、外国であるスイスに住む今、色々なハンデがあり、自分が明らかにマイノリティーに属している事を実感しているが、だからこそ余計に公平性の大切さも感じられる。

不自由な事も多いスイスでの生活の中でも、私に対して公平に接してくれる人達に感謝しながら、自分も他の人に公平になれる人間でありたいと考えさせられた朝だった。