湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

ありがたい郵便物

一昨日、ロンドン在住の友人からパッケージが届いた。今月日本に帰国していたその友人に「何かいるものある?」と聞かれて、「もし購入可能だったら!」とお願いしていたものだ。

周りの知り合いが日本に帰国する際は「何かいるものある?」と聞かれても、自分に立場を置き換えると、自分が持って帰りたいもので荷物が一杯になるのがわかっているので、そこはぐっと抑えている。その点、前述の友人は出張もあり年に数回は帰国しているので、今回初めてお願いしてみた。

その中身はカレールー。

お気に入りのカレールー


知る人ぞ知る、と言いたいところだが、私の周りでも「知ってる!」という人には未だ出会ったことが無い。でも私はこのジャパンミートのカレールーを使い始めてから、もう他の物には戻れなくなってしまった。お値段も普通で何の特別感も無いが、とろみのつき方も味も抜群なのだ。

スイスでも日本のカレールーは買えるのだが、もちろん選択肢が少なく、一番手軽に手に入るものはとろみというよりむしろ重たすぎて、味もいまいち。スイスの家族や友人に『日本のカレー』として紹介する際は、やはり自分が自信を持って『美味しい』と思えるものを食べてもらいたいので、ルーの選択は重要なのだ。

ジャパンミートは茨城県に本社を置くスーパーチェーンで、関東圏でのみ展開しているようで、私はいつも東京のJR錦糸町駅前の丸井の地下に入っている店舗を利用していた。都内の店舗はここと西多摩にしかないようなので、知られていないのも当たり前。今回友人にお願いした際も「いまどきネットで買えないんだ?!」とびっくりしていた。が、たまたま彼の埼玉の実家の近くに店舗があったそうで、お母さまにお願いして購入しておいてもらえたようだ。

そしてわざわざ私が持ち帰りをお願いしたということで、料理上手でグルメな彼も興味が湧いたのだろう、自分でもこのルーでカレーを作ってみたようだ。

「すごい美味しい!でも食べすぎちゃうから危険」との感想。味覚が共通していて良かった。『なぜわざわざこんな普通な物を?』と思われたら、次回から頼みにくくなってしまう。

共通認識のお陰で、次回からは日本に帰国した方が買ってくるという協定が結ばれた。カレールー問題解決。やった~!!

埼玉→イギリス→スイスと渡ってきた貴重なルーで、「ジャパニーズカレーが一番美味しい!」と言ってくれる甥っ子に近々カレーを作ってあげよう。