湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

清々しく騒々しい朝

日本に住んでいた時、前の上司に毎年のように夏に軽井沢の別荘に招待してもらっていた。朝は夏でもピリッとした冷たくて澄んだ空気の中、アカゲラが木をつつく音で目覚めることもあり、「こうやって毎朝目覚められたら幸せだな~」と思っていた。

スイスに来てから、その幸せな状況で目覚めることが多い。スイス人は夜窓をちょっと開けて寝る人が多いらしく、寝室の窓の外からかなり早い時間に鳥のさえずりが聞こえてくる。

まだ夫Mと付き合っていて夏にスイスに訪ねて来ていた時、「朝、鳥のさえずりで目覚めるなんて素敵だね」というと、怪訝そうな顔で「そう?うるさくて寝てられないよ」とM。情緒がないわねーと思っていたが、確かにこれが毎日続くと『素敵』から『うるさい』に変わってくる。特に週末、長めに寝ていたくても寝ていられないほど賑やかだ。

何せ歩いて2分で森に到着するほど自然が近くにあるので、何種類の鳥のさえずりが聞こえてきているのかもわからないが、軽井沢を思い起こさせるアカゲラが木をつつく音も混ざっている。家は結構な急坂の途中に建っているので、部屋から外を眺めると、目線と大して変わらない高さに鷹を見ることもある。

でもこの自然がスイスの魅力でもあるので、美しい鳥のさえずりを目覚まし時計代わりに朝起きられる幸せを、初心に帰って『素敵』と思えるようにしていこうと思った今朝5時だった。

毎日入れ代わり立ち代わり庭に食事にやってくるアムゼル(クロウタドリ)。とてもきれいな声をしている。

上の写真では不鮮明なので、資料映像。雄は真っ黒な体に綺麗なオレンジの嘴。