湖畔のひとりごと

スイスでの生活で気づいた事などを綴っています

森での週末

先日、友人の誕生日祝いに彼の森の家でのBBQに招待された。スイスでは誕生日を迎える本人が家族や友人を食事やパーティーに招待をする。

ベルン州の北、ユラ州との境に近い森の中にあるその家へは、柵も無い放し飼いの牛たちとぶつからないようにゆっくり進んだ先にある。到着すると、まずは草むらを元気に走り回るトイプードルが飛びかかって来て大歓迎を受けた。

「枝を投げて~」と何度もせがんでくる皆のアイドル


アーチェリーを楽しむ子供たちの横を抜けて、キャンプファイヤーの周りに集ってのんびりお喋りを楽しんでいる大人グループに合流。

焚火を囲んで森林浴

しばらく飲み物とお喋りを楽しんだ後、全員でゲーム開始!こちらではクリケットと呼ばれているが、日本でいう所謂ゲートボール。森の中の緩い坂になった獣道にU字型の金具を刺していき、その金具にスティックで打つ自分のボールを全部通して、一番にゴールした人が勝ちというゲーム。道はぼこぼこ、その道からちょっと逸れると草が伸び放題なので、狙ってもまず真っ直ぐには転がらない。大人も子供も皆真剣で森の中にワーワー♪キャーキャー♬と歓声が響く。

自然がすぐ近くにあるスイスでは、こうやって終日を森の中で過ごす機会が多い。ゲームをしたりBBQを楽しんだり、長閑な週末。

事前に「何か持っていく?」と聞いて、サラダをお願いされていたので、今回は春雨サラダを持参した。この日のメンバーは食に関してオープンで、和食もアジアンフードも大好きな人達ばかりだったので、春雨サラダも大好評。子供からは「すっごく美味しいサラダありがとう。春雨はどこに売ってるの?また作ってね!」と嬉しいコメントをもらった。

スイスでのBBQには欠かせないソーセージがいっぱい

食事の後は焚火を囲んでまたお喋り。この時期、随分遅くなっても空がまだ明るいため気がつけばもう9時過ぎ。体も冷え切った頃にお開きになった。

今年は5月になってもなかなか気温が上がらず、まだまだダウンジャケットが手放せない。もっと心地よく森での時間を過ごせるように、早く気温が上がって欲しいなぁ。